試作板金加工.com　技術情報

試作板金加工で板金製品を製作する際に、鉄を材質とする精密板金部品は、錆が発生してしまい、外観が損なわれ、強度や耐久力も低下してしまいます。

そこで弊社は、防錆メッキを施した表面処理材(SECC)をご提案させていただいております。

SECCは、膜厚が薄く均一にめっき処理をされておりますので外観が比較的綺麗な鋼板です。

SECCは、製造の際にメッキ工程で加熱を行わないため、元の鋼板(SPCC)の材料特性を強く反映しております。

しかし、板金加工時にレーザーやNCTで抜き加工を行うと、破断面は素地がでてしまい、破断面から錆が発生してしまいますので、酸化皮膜で防錆対策を行うか、塗装処理を行うことをおすすめさせていただいております。

SECCに塗装処理を行う場合、材料表面のめっきが均一なので、塗料がのりやすいため塗装のコストダウンにつながります。