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AL(アルミニウム)
試作板金加工.comでは、様々な材質・材料の金属を用いて試作板金加工、精密板金加工の提案を行っております。
ここでは、そうした試作板金加工.comの実績の中から、AL(アルミニウム)を用いた試作板金加工、精密板金加工の事例・提案を公開します。
アルミニウムの製造原料は、40%以上の酸化アルミニウムを含んだボーキサイトで、高温度で電気分解すると99.99%程度のアルミニウムが得られる。
一般には、純度99%以上をアルミニウムといって、それ以外のものをアルミニウム合金と呼んでいる。しかし現場などでは、両方を含めてアルミニウムといっことが多い。
アルミニウムは、つぎのようなすぐれた性質をもっている。
- 比重が軽い(2.7)。
- 展延性がよい(棒、板、管、線などに加工が容易)
- 電気、熱の伝導率が大きい(銅に次ぐ)。
- 切削性、成形性がよい(プレス、鋳造加工が容易)。
- 耐食性がよい(大気中でアルミナの皮膜発生)。
- 銀白色の美しい光沢がある。
アルマイトは、特別な電気処理をして表面にち密なアルミナの皮膜をつくったもので、耐食性をさらにあげて内部を保護するようにしたものである。
アルミニウム板の種類として、板(P)、径(R)、合せ板(PC)、円板(E)がある。
板の仕上げ状態は、圧延されたものに適度の焼なましをして軟質から硬質までのつぎの区分がある。軟質、1/4硬質、3/8硬質、1/2硬質、5/8硬質、3/4硬質、硬質がそれである。
耐食アルミニウム合金板
アルミニウム合金板の一種で、アルミニウムにマグネシウム、マンガンを加え、耐食性と引張り強さなどの機械適性質を向上させたものである。
マグネシウムを加えたAl-Mn系合金(Mg1.0 ~1.5%)は、ヒドロナリウムと呼ばれている。これは耐食性もよく、 また溶接しやすく加工硬化によって強さも増すことができる。
主として航空機用機器、船舶機器、車両用機器などに広く用いられている。
マンガンを加えたAl-Mn系合金(Mn1.0~ 1.5%)は、耐食性、加工性、溶接性にすぐれ、ガスタンク、台所用品、食器、薬品類容器や屋根板建築材(ドア)などにも用いられている。
高カアルミニウム合金板(ジュラルミン板)
ジュラルミン板は、アルミニウムを主体とし、アルミニウムの耐食性を減退させても機械的性質を向上させるために、銅、マグネシウム、マンガン、けい素、鉄、亜鉛、クロムなどを含めた合金である。
ジュラルミン板には、時効硬化がある。約500℃に加熱し水冷焼入れすると、焼入れ直後は軟らかいが常温に放置しておくと徐々に硬化する。これを硬化現象という。
普通ジュラルミンのマグネシウム含有量を1.5%に増すと、熱処理状態で引張り強さが50 kg/m㎡以上に達するものが得られる。これが超ジュラルミンである。
超ジュラルミンにマグネシウムの含有量を増加し、亜鉛とクロムを加えるとさらに強度の大きい合金となる。これを超超ジュラルミンという。
ジュラルミン板は、航空機、陸上交通機関、建築物のように軽さと強度が要求される分野に用いられている。
航空機用の場合は、クラッド板(純アルミニウムまたは耐食アルミニウム合金を表面に溶着させ、合せ板としたもの)として使用しているが、これは耐食性をよくするためである。
試作板金加工.com AL(アルミニウム) 加工事例
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ヒートシンク | 積層金型加工+レーザー | 弱電業界 |
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放送機器用シールド板金 | A5052-O | 弱電業界 |