試作板金加工.com 困りごと解決提案
試作において精度を向上したい
品質向上を実現するボックス角部の試作板金部品設計のポイント
試作板金部品において、上図のように4 隅がR形状でつながっている部品は、曲げ加工が不可 能であり、別途絞り金型を製作する必要があります。また底部の板が引っ張られるため精度も安 定しません。箱の内部にソリ等の防止のために絞りがある場合でも各部分の精度が変わってしま います。

試作板金部品において、形状確認等が目的の場合、角のRが不要であれば角を合わせ曲げが可 能な形状にすることで加工コストを削減することができます。また各部分の精度も上げることが でき、総合的な品質向上にも繋がります。
試作板金部品において絞り形状は専用の金型が必要となるため、試作板金部品の用途上必要が 無ければ、出来るだけ避けて設計することがポイントです。隅Rが付いている場合は絞り加工の みでしか加工できませんが、隅部を角形状に変更することで曲げ加工による加工が可能になりま す。コストダウン、納期短縮につながり、また精度を上げることができます。