試作板金加工.com 困りごと解決提案
よくあるトラブルを防止したい
輸送時のトラブルを防止する量産を考慮した試作板金部品設計のポイント
板金加工に置いて、一般に曲げ工数が増えると加工コストは上がってしまいます。そのため試作板金における機構部品は、曲げを施さないことで部品コストを抑えた設計が可能ですが、よく起こりがちなトラブルとして、量産時、輸送の際の変形や生産ラインなどで発生する変形不良、歩留まり悪化があります。
試作から量産に移る際には、平板形状部品は4 辺に必要最低限の曲げ(外寸法= 3 以上×板厚)を施し剛性を高めることで、輸送や生産ラインにおける変形不良を防止することが可能になり、薄板の使用が可能になると共に、歩留まり向上を実現することが出来ます。
試作板金においては曲げ工程を削減した設計にすることで、部品代が抑えた試作板金部品の調達が可能になります。しかし量産時には輸送や生産ラインでのハンドリング時に変形不良を起こし易くなるため、平板形状には最小限の曲げ加工を施すことで、歩留まり率を向上させることができ、VA・VE 効果を得ることが出来ます。