放送機器用シールド板金
名称 | 放送機器用シールド板金 | 分類 | 精密板金加工 |
---|
材質 | A5052-O | 寸法 | 320×190×30 | 精度 | ±0.2 |
---|
| | |
特徴 | 本精密板金部品は、放送機器に使用されるシールド板金です。 放送機器は放送局のように様々な電波や電磁波が多く飛び交う中で使用する為、外部の電磁波から内臓する電子部品を 守る必要があります。また、製品自身から発生する電磁波に対しても外部に漏れないように遮断する必要があります。 このように電磁波を遮断するために使用されるのがシールド板金となります。 電磁波を遮断するためには、製品とシールド板金の接地面が隙間無く密着させる必要があるため、 接地面の平面度が重要になります。 また、内臓される部品は様々あり、各部品形状にあわせて逃げを設けなければならないため シールド板金は複雑な形状となります。 本シールド板金は、部品の逃げを隙間の生じない絞り加工で行っておりますが、板厚に対しての十倍以上の深い絞りであり、 さらに絞りの面積も板金の六割を占めているため、平面度を出すために二つの工夫を行いました。 一つ目として、試作段階でA5052-H32の材料指定でしたが、絞りの加工性を向上させるために、 伸びやすく柔らかいA5052-O材への変更を提案致しました。 二つ目として、絞り加工を実施した後にレーザー加工を追加致しました。 深沢製作所には、300t、80t、30tの三種類のプレス機を所有しております。 絞り加工の際には、この三種類のプレス機で製品の大きさ、板厚などに合わせて使い分けを行っております。 ブランク加工を行ってから絞り加工を行うと、プレス時の歪により材料が引っ張られ、ブランク形状が変形してしまいます。 そのため深沢製作所では、絞り加工後にレーザー加工を行うことにより、穴や内径を加工した後に、外径を切断します。 製品よりも一回り大きいサイズの材料で加工を開始することで、絞り加工の際に生じる歪みの逃がし領域とし、 製品として使用する領域の変形を防いでおります。 この工夫により寸法や平面度の精度が高い製品を製作することが可能となります。
|
---|
納期 | |
---|
※ 上記、納期は図面がある場合になります。マンガ・ポンチ図の場合は、ご相談下さい。
※ 工場の生産状況により納期は変動いたしますので、あらかじめご了承下さい。
製品価格はLot数によって1個当たりの価格が大きく異なります。下記のLot毎の価格をご参照ください。 |
---|
Lot | 1個 | 3個 | 5個 | 10個 | 30個 | 50個 | 100個 | 300個 | 500個 |
---|
価格 | | | | | | | | | |
---|